土星
最近は物思いにふけっちゃうことが多くなりました。今日は、小学校5年生の時にタイムスリップします。
あの頃は、実はみさとは天文ファンだったんですよ。クラスのお友達が天体望遠鏡を持っていたんです。冬のある夜に、その子のおうちにいって、天体望遠鏡をのぞかせてもらって、お月様を見たんです。
そしたら、お月様の表面が凸凹して映ってるではないですか。今まで、お月様は丸くて、平らだとみさとは思っていたのに、あんな凸凹したお月様は初めてでビックリしちゃったよ・・・。しかも、月のクレーターがキラキラ輝いていました。みさとは、その時、うさぎさんの正体もわかっちゃったんだー。
それ以来、みさとは天体に異常な興味を抱くようになってしまったの。本屋さんで天体の写真が載った本をいっぱい読みあさりました。おうちでは、パパに頼んで天体望遠鏡を買ってもらいました。この時は、大好きなパパが一緒に買いに連れて行ってくれて、口径70mmの天体望遠鏡を買ってもらいました。
みなさんは、冬の星座の中でも、ひときは、オレンジ色に輝く星、知っていますか?そうです、土星です。みさとがもっとも愛した星座、それは土星だったんです。どうしてか、わかりますか?それは土星にはかわいらしいリング(環っか)がありますよね。
みさとの天体望遠鏡は倍率が100倍程度だったので、恒星を見ても宝石のように輝いているだけで、なんだかわからないんですよ。惑星も同じで・・・。唯一、わかったのが環っかのある土星だったんです。ほんとに小さな環っかがみえたんです・・・。
これで、みさとは土星にはまってしまったんです。毎晩、冬の寒空の下で、クラスのお友達を呼んでは一緒に、土星を見せてあげました。みんな、土星をみてビックリしていたなー。さおりちゃん、みかちゃん、かれんちゃん、ともひろくん、けんいちくん、みんな今でも元気に大学生やってるかなぁ?
みなさんも、時々は夜空の星を眺めて、みさとが今でも見ている土星をみて、星に願いを託しましょう。きっと願い事がかないますよ。